【イベントレポート】関西学院大学の留学生に畳のワークショップを開催。

イベントレポート

和室の使い方から畳の製作まで。

関西学院大学の留学生70名に畳のワークショップをさせていただきました。

前田畳製作所がずっと大事にしてきている「ていねいに暮らすを、たたみから」をキーワードに、靴を脱ぐ文化や和室の使い方から始まり、伝統的な畳の敷き方まで。畳とはなにか、日本人が畳とどう付き合ってきたかを知っていただいた後は本物の畳の製作を体験。

畳床(ワラ)を畳包丁で切り、ヘリを縫い付ける。力のいる手作業ですがみなさん精力的に挑戦していました。

最後はミニ畳を製作。工作用タッカーを使っての簡易の製作ですが、ヘリや畳床など畳の構造がわかります。

「畳に限らず、誰がどのように作っているんだろう?原料は何だろう?と、想像力を働かせる、そこから生まれた感情を大切にする。そういうことが『ていねいに暮らす』ということではないかと思っている。」

そんなことを最後にみなさんにお伝えしました。

「畳を触ったのも見たのも初めて」という方もたくさんいらっしゃいましたが、後日京都での座禅体験をした際には、みなさん畳を触ったり興味深く観察していたそう。「知る」体験から、実際に触ってみたり座ったりする体験へつながったことで、より畳への関心が深まればうれしく思います。

私たちがイベントをする理由。

私たち前田畳製作所は、畳に関するイベントを行っています。畳を売るということだけではなく、みなさんに畳の良さをもっと知ってもらいたいと感じているからです。イベントではイ草や畳表に実際に触れていただけるようにします。中でも「ミニ畳を作ろう。」は小さなお子さまから大人のお客様まで楽しんでいただけるものです。

代表取締役 前田俊康