【納品事例:一般家庭】外せない畳に縁をつけました。
新築時に造られた宙に浮くお茶室。設計士さんのお勧めで縁なし畳で施工されたのですが、お茶の稽古に使用するにあたってやはり縁がないのがどうしても気になり、畳に縁を付けてほしい、というご依頼でした。
簡単なことだと思っていたのですが、実際に見せていただくと、お茶室が宙に浮いており、畳の裏側も畳表が巻かれていて、下から見ても畳。新築時に納められた畳はベッタリ糊付けされていて畳表が外れない状態でした。
通常の畳の作り方では作れない…と試行錯誤。
本来畳の縁は、畳の端にくるものですが、畳の中心を横断するように縁をつけることに。現在貼りついている畳表を少しだけなんとか浮かせながら“まがり針”を使用しながら、少しずつ縁を縫い付けていきました。写真で完成形を見ると簡単そうに見えますが、畳屋にしかわからない難しさがある現場でしたがなんとかうまくいきました。(前田)