【マンション畳】マンションの畳について

商品, 施工について, 畳納品事例

マンションの和室や畳。素材やサイズについて解説します。

マンションの畳と一戸建ての畳は、使用する素材は同じなのですが、住宅構造によって使用する素材の厚みに違いがでることがあります。マンションのように気密性の高い住宅には、芯材に発泡スチロールを多めに使用した畳バリアフリーに対応するために薄く製作した畳が設置されていることが多くなっています。薄くした畳には目の詰まったイ草は使用できないなど、品質にも違いは出ます。その厚みと素材について説明します。

マンションの畳は薄い場合が多いですが、クッション性や耐久性も重要視し、より快適に。

マンションでは通常より薄い畳が設置されていることが多くなっています。フローリングの高さに合わせることで、建設コストを抑える、バリアフリー(段差解消)にする、などが目的とされます。

厚みの例(これに限るものではありません)

一戸建住宅の畳厚み 55㎜~60㎜
マンションの畳厚み 30㎜~40㎜

*最近のハウスメーカーの畳は15㎜~30㎜の畳も設置されています。

畳の敷物としての役割は厚みによって変わるものではありませんが、耐久性やクッション性などの居住性に違いが出ます。前田畳製作所では、薄くても耐久性やクッション性を向上させる素材を提案し、より快適に過ごしていただける畳を提供しています

気密性の高いマンションは湿気に注意が必要。状況を見て最適な芯材を。

ワラ床】
稲藁を何層にも重ねて圧縮して縫い合わせた芯材。クッション性や吸放湿機能が高く、四季に応じた敷物として古来より使用されてきました。
足裏でも感じるそのクッション性は代替品がない優れものですが、最近の住宅では気密性が高く、かえって湿気を吸収し過ぎる(湿気を放出する場所がなくキャパオーバーを起こす)ことがあり、カビやダニの原因になることもあります。
前田畳製作所では打合せ時に和室や畳下の状況を見ながら提案させていただきます。

建材床】
インシュレーションボードと発泡スチロールを組み合わせて縫い付けた芯材。一般的にはスタイロ畳ともいわれています。
設計された敷居の高さに合わせて厚みを変更できるので、マンションには建材床を使用されることがほとんどです。ワラ床に比べるとクッション性は劣りますが、前田畳製作所ではクッション材を入れるなど、生活しやすい畳を提案・製作させていただいています。
床暖房用畳、カラー畳、ペット用畳も建材床で製作
させていただいています。

マンションといっても暮らし方や気密性などはさまざまです。状況やご希望をお伺いしながらご提案させていただきます。

リビングと一体感がある小上がりが人気。ベランダ前やリビングの真ん中など和室以外でも。

襖や建具でそれぞれの部屋が独立していた時代とは違い、特にマンションでは和室がリビングと一体感をもって併設されることが増えています。マンションに限らず一戸建でも、「畳コーナー」や「和室コーナー」という名前で住宅の一部に設置されます。和室をつくるというより、用途に応じた畳を設置するといった感じでしょうか。当然畳の数は減っていますが、2帖3帖でも畳の上を求められているということには嬉しく思っています。だからこそ、その畳の上でどのような暮らしをされるのか丁寧に聞き、想像しながら用途に応じた畳を提案させていただきます。

マンションの畳コーナーの事例

*仕事仲間に腕の良い大工さんがいますので、小上がり和室へのリフォームも承ります。

駐車場がない、エレベーターがない、などマンション特有のご事情も対応可能です。

マンションでは駐車スペースがないことも。そんな時も、前田畳製作所は管理人様と打合せをした上で駐車場所を確認したり、近くのコインパーキングに駐車して作業いたしますので、ご安心ください。それ以外にも、マンション共用スペースの掃除など、同じマンションのお住いの方々にも配慮をしながら作業をしています。阪神間はマンションが多く、これまでたくさんの管理会社様からの依頼も受け、施工させていただいております。「マンションの畳だけど…」とご連絡をいただくことがありますが、喜んで!お住まいとその部屋の用途に応じた畳を提案させていただきます。5階建てのエレベーターが無い住戸でも対応していますので、ご遠慮なくご連絡ください。

マンションは江戸間が一般的です。

同じ「一帖」でも地域によって畳のサイズは異なります。

関西間(京間サイズ、本間サイズともいいます)一帖:1910㎜×955㎜ (面積:1.82㎡)
江戸間(団地サイズ、五八サイズともいいます)一帖:1760㎜×880㎜ (面積:1.55㎡)
中京間(三六間ともいいます)一帖:1820㎜×910㎜ (面積:1.66㎡)

同じ一帖でも約20%も大きさが違うのです。ではなぜこんなサイズの違いがでたのでしょう。そこには建築工法の違いがありました。関西では「畳割り」といって、まず畳を基準に家の設計がされてきました。畳が建築の主役だったと理解しています。一方関東では「柱割り」が基準で、柱を立ててその間に畳を敷く設計です。これにより建築の効率化が進んだといわれています。中京サイズが関西と関東の間というのは、地理的な理由でしょうか。当社は関西地域のマンションの施工がほとんどですが、全国的にマンションはほとんど江戸間サイズだと言われています。

リビングダイニング・廊下と接した和室。以前は縁付き畳でしたが、琉球風畳(縁なし畳)に変更。イメージ通りより開放的な空間になったと喜ばれていました。写真では2色に見えますが、天然イグサの畳なので一色です。向きを変える(市松敷き)だけで、このように見えます。

高台にあるマンションのリフォームをされる際、リビングの中央を畳敷きにされました。フローリングを剥がした場所に、その厚みに調整し製作しています。抜群の眺望をこの畳の上から眺めてもらえるというのも嬉しい。バルコニーから取り入れた洗濯物をたたんだり、ゴロゴロできるというのは畳ならでは。

「リフォームでフローリングを貼り替えたので、畳替えもしたい」と、フローリングの色に合わせた色をご希望され、乳白色の畳に。

前田畳製作所の納品先は、一般住宅(マンション・一戸建)、旅館・ホテル、お茶室、文化財、寺社、公共住宅・施設など多岐にわたります。その技術(畳製作一級技能士)・経験(創業60年)と実績から、お客様のお住まいをより快適に過ごせる畳を提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。